育て方通信【トマト】トマトのトラブル&摘心

2015/06/30

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育てるをはじめよう。デルモンテの野菜苗
育て方通信 【トマト】 <トマトのトラブル&摘心>
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わき芽かき・誘引・追肥は継続していますか。
長く収穫が楽しめるように、基本の作業を続けましょう。
 
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1. トマトの皮が破けた(割れた)、白い筋が入ってしまった。原因と対応策は?
2. やっと収穫したトマト。皮が市販品より硬いのはなぜ?
3. トマトの果実に小さな穴?この時期、気をつけたいことは? 
4. 「摘心」をして、果実に栄養を集中させよう。
5. 真夏の暑さ対策をしっかり!
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1. やっと収穫したトマトの皮が破けた(割れた)、白い筋が入ってしまった。
原因と対応策は?
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大切に育てたトマトを収穫した時、果実が割れていたり、
ひびが入っていると、がっかりですよね。
これは病気や害虫による被害ではありませんので、もちろん食べることが
できますが、ピカピカのまんまるトマト収穫するコツをご紹介します。


トマトの果実は、土中の水分が急激に増えると、割れやすくなります。
乾燥しているところに、水やりをすると、中の水分量が増え、トマトは
一気に水を吸い上げます。
乾燥して皮の柔軟性が失われていた果実の中に水が送り込まれると、
皮が耐え切れず、割れてしまうのです。
 
特に果実が赤くなってからは要注意です。
赤くなると表皮は弾力性が弱まります。
皮も少しずつ老化しているからなんですね。
 
予防策としては、土中の水分量を均一にすること。
急な大雨なども原因になりますので、できる範囲で土中の水分を
均一にできるようにしましょう。
 
【対策1】均一な水やりをする (乾燥と過湿が繰り返さないように)
 
【対策2】雨よけ栽培&マルチング (大雨による水量増加を避けるため)
株の上にビニールシートをかけ、土中の水分量の均一をはかる
根元には、ビニールやアルミ箔などのマルチングも実施します。
 
収穫が遅れた場合も割れやすくなります。
トマトは完熟を待って、収穫したいものですが、急に雨が降って収穫できなかったり、
「ひと房まるごと収穫してみたい」とすべての果実の色づきを待っていると・・・。
トマトの皮が破れて実割れしてしまうことがよくあります。
 
ひとつの房のなかでは上の方(茎に近い)から完熟していきます。
完熟したものから、タイミングを逃さず、収穫するようにしましょう。
もちろん早めに収穫してしまった場合も、常温において追熟しておいしく召し上がれます。
 
下記はチャック果です。こちらは生理障害のひとつで、
花芽の発育の時期に、5~7度の低温にあうと発生することがあります。

 
また、支柱などに果実があたると傷ができることもあります。
誘引する時には、花(果)房の近くはさけたり、少し余裕をもって
行うとよいでしょう。

 
手間はかかるかもしれませんが、ほんの少し気をつけてあげれば
ピカピカまんまるのトマトが収穫できることでしょう。

 
 
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2. やっと収穫したトマト。皮が市販品より硬いのはなぜ?
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大切に育てて収穫したトマトたち。
実際食べてみると、「市販のトマトより皮が硬い??」などと
思うことがあるかもしれません。
 
市販されているトマトは、主にハウス栽培なので
露地栽培よりも空気中の湿度が高めです。
また専用の機械で水分の管理をし、直射日光を受けにくいなど
果実が割れにくい環境で育っています。
一方、家庭菜園用のトマトは、露地栽培で育てているので割れやすいのです。
そのため割れにくいよう、皮が硬めの品種が多く扱われているようです。
 
その他の理由としては、湿度が低く乾燥気味の場合や、
収穫時が遅れた場合も皮が硬くなりがちです。
私たちのお肌といっしょなんですね。
 
自然の光・雨・風・虫などから大切な果実を守っている果皮。
少し硬く感じても、自分で育てたトマトなら、
きっとおいしく感じることでしょう!
 
硬い皮のトマトを切るときは、包丁がすべって手を切らない様に
気をつけてくださいね。 よく切れる包丁でスパッと切りましょう。
 
どうしても気になるようでしたら、中玉や大玉でしたら湯むきをするのも
おすすめです。
▼トマトの湯むきの方法はこちらから▼
https://www.kikkoman.co.jp/homecook/basic/vege_prepare/tomato.html
 
たくさんとれすぎて、食べるのに困ってしまうという贅沢なお悩みをお持ちの方へ。
キッコーマンのレシピサイトでトマトを使ったレシピを紹介しています。
ぜひお試しください。
▼トマトを使ったレシピはこちらから▼
https://www.kikkoman.co.jp/homecook/search/select_search.html?free_word=&M4_75=75&x=87&y=36
 
▼トマトが持つ健康パワーはこちらから▼
https://www.kikkoman.co.jp/homecook/kenkou/02.html
 
 
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3. トマトの果実に小さな穴?この時期、気をつけたいことは? 
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花が咲き、ようやく大きくなったトマト。
緑色から少しずつ色づいていくのは、毎日の楽しみになりますね♪

↑ツヤツヤでとてもよい状態です。(D-style フルーティトマト赤
 
果実が順調にできていても、油断は禁物です。
7~8月頃にかけて、ガの幼虫が果実を食害することがあります。
よく観察すると果実に小さな穴があいていたり、黒や茶色いゴミ(幼虫のふん)
がついていることがあります。
見つけたら、その果実はハサミで切り取って、処分しましょう。
まわりの果実や茎などにひそんでいることもあるので、あわせてチェックしてくださいね。
緑色の果実も、完熟したものも被害にあいますのでご注意を。
 
早めに見つけることができれば、ひとつだけ処分すればOKです。
また大きくなった幼虫と対面しなくてもすみます。
毎日のチェックをおすすめします。
 
予防策としては・・・。
ガは、夜間に照明(特に黄色)に集まります。その下に水をはったバケツなどを
置いておくと照明にあたってガがそこに落ちるので、トマトに卵を産みつけられなくてすみます。
卵を産みつけないようにネット等でトマト全体を覆うのが、確実で最も効果があります。
 

↑小さな穴があいています。ハサミで切り取りました。
 
 
↑茶色の穴を多数発見。あわてて房ごと切り取りました。
 
 
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4. 「摘心」をして、果実に栄養を集中させよう。
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茎の先端が支柱の高さを超えて手が届かなくなったら
一番上の花房の上、1~3枚の葉を残して主茎をはさみで
少しだけ斜め(切り口は小さく)に切ります。このことを「摘心」といいます。
茎や葉の生長を止めることで、果実に栄養がまわるようになります。

摘心をすることにより、手の届く範囲で基本の管理や手入れをしっかり
できますよ。
環境によっても異なりますが、5~6段目くらいが目安です。
 
茎の切り口に水がたまると腐ることがあるので、
晴れた日の午前中に斜めに切りましょう!
 
摘心後のわき芽については2通りの方法があります。
 
ひとつめは、すべてのわき芽をとり、1本仕立てのまま
収穫を待ちます。すでにある果実の充実が期待できます。
 
ふたつめは、トマト苗の成長が旺盛でまだまだ成長しそうな場合や
より長く収穫を楽しみたい場合におすすめの方法です。
摘心後、元気なわき芽を1本だけ伸ばし、他のわき芽はとります。
1本だけ残したわき芽に花や実がつくのを待ちます。
 
摘心後も、果実が大きくなるまでは2週間に1回程度の追肥を続けましょう。
 
 
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5. 真夏の暑さ対策をしっかり!
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トマトは夏のイメージが強く、暑さに強いと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、
実はトマトの生育適温は25~28度です。
30度超えの暑さが昼夜を通して続くと苗自体が弱ってしまい、
花が咲いてもそのまま落ちてしまうなど、実がつかなくなることもあります。
しっかりと暑さ対策をしましょう。
 
【水やりをしっかり】
トマトは乾燥を好みますが、あくまで高原のような気候(夜は涼しくなる)の
場合です。
昼も夜も30度以上が続く場合、水やりは大変重要になります。
 
基本は朝、涼しいうちに水やりをします。
土の乾燥状態を見ながら、乾燥が激しい場合、1日1回朝のみでなく、
夕方や夜に、もういちど水をあげるとよいでしょう。
土の温度が高い場合、水をたっぷりあげることで地温をさげることが
できます。
 
昼間の暑い時間帯の水やりは控えるようにします。
プランター内は高温になっていますので、水をあげるとお湯になり、
根を傷めてしまうことに。
 
真昼にしおれがひどく、すぐに水をあげたいときは、
プランターを涼しい場所に移して、プランターの下から水が流れ、
その水が冷たくなるくらいまで、たっぷり水をあげましょう。
 
また、夕方に周辺を打ち水をすれば、夜間の温度を下げる効果も。
ベランダなどでは特に効果的です。自分も涼しくなって一石二鳥ですね♪
 
屋外の水道口やホースなどに残っていた水は、直射日光により熱湯になって
いることがあります。 出始めの水は流してから、水をあげましょう。
 
【乾燥対策にはマルチング】
日差しが強いと乾燥も早くなります。
地表をアルミホイルやワラ、ウッドチップ等でマルチングすると、水分の蒸発をふせぐことができます。
ワラやウッドチップ等の通気性のあるものは、地面から水分を蒸発させるので
地面の温度を下げるにはおすすめです。
素焼き鉢の場合、周囲からも蒸発するので、側面などもアルミホイルなどで
覆ってもよいでしょう。

 
【プランターは台の上にのせ通風を確保】
地面に、直接プランターを置くと、地表の熱がじかに伝わってきて、
プランターの中が高温になって、蒸れてしまいます。
ベランダなどのコンクリートの場合、床面の温度が真夏には60度近くになることも!
すのこ、レンガ、スタンドなどを使って、地面からプランターを離してあげましょう。

↑発砲スチロールの箱の上にすのこを載せています。
 

↑発砲スチロール素材のレンガブロックなら軽くて便利です。
 

↑使わない鉢を逆さにしています。
 

↑専用のスタンドにプランターをのせて。
 
【強すぎる日差しに注意】
プランターのまわりがコンクリートや白い壁面の場合などは、
日差しの反射で、さらに高温になる場合があります。
 
置き場所を工夫したり、特に日差しの強い時間帯は、
よしずやすだれを利用してもよいでしょう。
 
また鉢を二重にしたり、アルミホイルなど反射するもので
鉢を覆うのもおすすめです。

↑日光のあたる面にアルミホイルを巻き、ゴム紐で固定しました。
 
また、プランターの前に草丈の低い苗をおいて、プランターや株元を
日陰にしてあげるのもよいですね。

 
その他に、クーラーの室外機のまわりは排気などで苗が傷みますので
置かないようにしましょう。
 

↑こちらは悪い例です。排気があたってかわいそうですね。
 
真夏の暑さ対策をしっかりして、秋まで収穫を楽しみましょう。
 
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
 
▼トマトの育て方の全般スケジュールはこちらから▼
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