弱毒性のキュウリモザイクウイルス(CMV)の予防接種をした病気に強い苗です。
トマト栽培で厄介な病害のひとつに、「キュウリモザイクウイルス(CMV)」によるウイルス病があります。
私たちが病気にかかるように、植物もウイルスに感染してしまうのです。
このウイルスは、アブラムシによって媒介され、その宿主範囲はウリ科、ナス科をはじめ、千種以上の植物にわたり、感染した野菜や花などの農作物は枯れてしまう場合も多くあります。
日本デルモンテでは、植物に病原性の弱い「弱毒CMV」をあらかじめ接種して、あとから感染する強いCMVを防ごうという、「CMV予防接種法」を開発しました。
この予防接種(特許第3728381号)をしておけば、CMVを媒介するアブラムシなどへの殺虫剤散布を軽減することができます。
日本デルモンテアグリでは、ウイルス病、土壌病害虫などにも抵抗力をもった、元気な苗作りを進めています。
トマト、パプリカ・ピーマン、シシトウ・トウガラシの全品種と、「スーパーキュウリ つよっしー®」に、弱毒性のキュウリモザイクウイルス(CMV)の予防接種をしています。